【ブログ内項目】
Ⅰ 概要
Ⅱ 公共交通の現状について
Ⅲ 持続可能な地域公共交通政策について
Ⅳ 議事録
Ⅴ まとめ
Ⅵ 関連
追記
①2025年7月17日 令和7年第2回定例会質疑【摂津市地域公共交通計画について】
②2026年7月3日 バスの運行形態見直しに向けた状況について
Ⅰ 概 要
摂津市における地域公共交通の現状ついて、多くの市民の方からもっと利便性を高めて欲しいという要望があります。そのため市内の公共交通の利便性向上について、かねてから議会にて議論され続けています。
そして、それら議論を踏まえて、市は令和4年度に持続可能な摂津市の地域公共交通計画の立案に取り組むこととしました。まずは市内の公共交通がどうあるべきかを明らかにし、それを踏まえて具体的施策へと進めて行くとしています。
摂津市の持続可能な地域公共交通に向けての改革が進められます。
Ⅱ 公共交通の現状について
まず、摂津市の公共交通の現状について述べます。
1.鉄道・モノレール
本市では、5つの鉄軌道の駅があります。
JR千里丘駅、阪急正雀駅、阪急摂津市駅、モノレール摂津駅、モノレール南摂津駅です。そのうち最大の乗降客数はJR千里丘駅の約4万人です。(摂津市議会議事録総務建設常任委員会より)
鉄軌道駅については、決して少なくありません。ただし、安威川以北が4駅、安威川以南が1駅という南北格差があります。さらに、今後は健都のさらなる発展とJR千里丘駅西地区再開発や、阪急京都線連続立体交差事業にて、JR線・阪急線沿いの安威川以北の発展が見込まれています。
そのため、議会において安威川以南、特に鳥飼地域への地下鉄延伸等の鉄軌道拡充の要望が幾度も行われています。ただ、府や民間会社が主となり、数百億円といわれる建設費用とそれに対する利用者数等から踏まえ、その実現の可能性は低いというのが現状です。
(図は、摂津市議会議事録や鳥飼まちづくり資料より作成)
2.バスなど
本市では、近鉄バス、阪急バス、京阪バスの私鉄バスと、市の市内循環バス、公共施設巡回バス(セッピイ号)の5種類のバスが運行されています。
市内循環バスと公共施設巡回バスは市が民間事業者に委託し、民間事業者の空白地帯を補っています。
そのバスの地域公共交通については多くの要望があります。
例えば千里丘6丁目の方から、市役所までの便が無いので確保して欲しい。別府の方からは土日もバス便を増やして欲しい。南別府の方からも同様です。鳥飼の方からはバス停までも距離があるため、バス停を増やす工夫や、バス停での駐輪場や駐車場の確保が必要ではないか、等々です。
そして市の市内循環バスと公共施設巡回バスも便数が少なく、使い勝手が悪い、もっと良くして欲しいとのご意見も聞きます。
市内地域によって用途に特徴はありますが、いずれもバスへの期待が高く、その利便性を高めて欲しいというものです。
これらの要望については市担当部署に伝え、意見交換を行い、そして議会でも幾度も議論しています。
ただ、全ての要望を満たす改善策は見出せていないのが現状です。
(図は、摂津市資料より引用)
なお、摂津市では平地が大半を占めるため、自転車での移動も推奨しています。そのための「摂津市自転車活用推進計画」を2020年に策定し、自転車レーン・矢羽根標示といった取り組みを逐次進めています。
そして2022年4月からの「摂津市シェアサイクル実証実験」も都市交通システムの一環としています。
当然のこと自動車利用の利便性向上も図っています。
私ども自民党は中央環状線と十三高槻線交差部の平面による交差点を要望しており、これが実現すれば市内の道路交通網の利便性向上はさらに図られます。阪急京都線連続立体交差事業での開かずの踏切解消といった摂津市内の渋滞対策もこれらの施策の一環と言えます。
参考に、市の道路交通情勢調査H27年の資料を掲載します。
Ⅲ 持続可能な地域公共交通政策について
市内の公共交通の現状を踏まえて、持続可能な地域公共交通に関しての議会等での議論の焦点は、摂津市で取り組むことができるバスになります。
ただ、バスもまた、バス運転手不足の深刻化、それに加えて新型コロナウィルス感染症対策による人流抑制等により乗降客の減少等で経営に悪影響を与えている状況があります。実際に、市内を走る近鉄バスや阪急バスにおいて一部の路線において減便等(2021年)が発生しています。
そのため、摂津市は課題解決の為に、現状を把握し、将来を見据えた課題も認識した上で、地域のニーズにあった、自らデザインする地域交通を構築し、持続可能な地域公共交通を目指すことを2022年から取り組み始めました。
具体的には、持続可能な摂津市の地域公共交通計画の立案で、本市にふさわしい交通サービスのあり方を検討し、公共交通を目指すべき姿を明らかにし、鉄道、バス、自動車、自転車、歩行者等がバランスよく組み合わされたものを具体化するというものです。このことは令和4年第1回定例会にて質疑応答を行っています。(詳細は次の議事録参照)
また令和4年第1回定例会後も、担当部署と意見交換を適時行っています。その中で担当部署からは、例えば、公共交通の実態について摂津市と他市と比較すること、また市として今後の取り組みの前に、市の公共交通がどうあるべきか、背景をしっかりと作成し、お示ししたい。それらが明らかになったうえで、具体的に必要な経費や、市の予算に沿った相応しい政策についての議論を進めていきたい、といったものです。
私からは、摂津市の坂道がほとんどない特徴を活かした自転車の一層の利用促進、公共交通のオンデマンド形式、また河内長野市の「南花台モビリティ【クルクル】」の取組み紹介(これは既に調査済でした。)などを意見しました。
また私は、これまでの議論において鉄道駅が少ない鳥飼地域の地域公共交通の利便性向上として、巡回バスを見直し、鳥飼地域内をぐるぐる回るコミュニティバスを採用し、鳥飼地域から外へ出る場合には、阪急バス等の事業者バスとの接続を図るのが良いのではないか、と提言しています。これは鳥飼地域内の既存事業(阪急バス等)との共存を図ること、鳥飼地域内でのバス待ち時間の短縮・停留所増設で、鳥飼地域の利用者ニーズを満たすという考えです。
合わせて、コンビニでの行政手続きの拡充といった行政サービスを市役所でなくても地域内で受けられること、そして鳥飼地域の賑わい創出、教育の向上・小規模学校対策も取り組んでいます。
鳥飼地域を一つのコンパクトシティと捉えて、その域内で市民の皆さんが行政サービス受益等、完結するならば、交通に不便を感じることが減る。そういった総合的な取り組みも考え、提言しているところです。
Ⅳ 議事録
摂津市議会の令和4年第1回定例会にて、市内の地域公共交通の現状について確認するとともに、どういう方向性で、今後の持続可能な地域公共交通について計画するのかなどについて議論を行った。
令和4年第1回定例会代表質問 ~本会議2日目 2022年3月7日~
議事録(抜粋)
(自民党・市民の会の松本議員が会派を代表して質問。内容は会派で検討したものである。)
2-6 持続可能な地域公共交通について
○松本議員
2-6持続可能な地域公共交通について、現在、多くの地域でバスをはじめとする公共交通サービスの需要低下や経営悪化などにより、公共交通の維持・確保が厳しくなっています。
本市も昨年、市内の路線バスが減便され、市民生活に大きな影響を与えており、地域の移動手段の確保・充実を図る取り組みが、一層重要になっています。
そこで持続可能な地域公共交通の実現に向け、どうお考えかお聞かせ下さい。
(略※)
○森山一正市長
持続可能な地域公共交通についての質問でありますが、地域公共交通につきましては、人口減少や高齢化が急激に進む中、また、バス運転手不足の深刻化など、公共交通の確保・維持は容易ではなくなっている事は認識しております。加えて現在、新型コロナウィルス感染症対策による人流抑制が乗降客の減少等、さらに追い打ちをかけている状況であります。
本市においても同様にその影響受けており、これまで市内を走る近鉄バスや阪急バスにおいて一部の路線において減便等が発生しております。
需要と供給のバランスから負のスパイラルに陥らないためにも、効率よくまた利用しやすい環境を作ることが必要であります。
そのためには、現状把握し、将来を見据えた課題も認識した上で、地域のニーズにあった、自らデザインする地域交通を構築する必要があります。持続可能な地域公共交通を目指し、今後もしっかりと取り組んで参ります。
(略※)
○松本議員
2-6持続可能な地域公共交通について、自らデザインする地域交通を目指す意思を理解しました。
これからは、地域公共交通のあるべき姿を自治体が明確に示すと共に、自治体とバス事業者が緊密に連携して、地域の足を守っていく取り組みが重要になります。
令和4年度は、有識者の指導・助言を踏まえ、将来の在り方を検討すると伺っていますが、公共交通の維持・確保に向けた今後の取り組みについてお聞かせ下さい。
(略※)
○建設部長
続きまして公共交通の維持確保に向けた今後の取り組みについてのご質問にお答えいたします。
市の公共交通につきましては、効率的に機能する交通ネットワークの実現に向け、摂津市行政経営戦略等に基づき、まちづくりと一体となって進めていく必要があります。
令和4年度は人口減少や高齢化といった本市の課題と将来像を見据えながら、地域特性に即した公共交通の目指すべき姿や今後の交通計画の基本的な方針、公共交通としての市の役割やサービスレベルの設定を行い、今後の市の基本となる交通計画の考え方を整理して参ります。
本市にふさわしい交通サービスのあり方を検討し、公共交通を目指すべき姿を明らかにし、鉄道、バス、自動車、自転車、歩行者等がバランスよく組み合わされた、持続可能な摂津市の地域公共交通計画の立案に取り組んで参ります。
(略※)
○松本議員
2-6持続可能な地域公共交通について、公共交通の維持・確保に向けた今後の取り組みについて理解しました。
市民の足を守り、地域の暮らしを支えるために、将来にわたって持続可能な公共交通網をどのように構築していくのか、しっかりと考えなければなりません。
それには、地域の実情に合わせ交通手段を見直し、効率的かつ高い利便性を確保して、利用者を増やし、地域で支え合うことで持続する、そのような形が求められるのではないでしょうか。
まちづくりの観点からは、充実した公共交通網を活かしながら、駅の利便性を高め、駅を中心としたまちの活性化に取り組んでいくことも大変重要です。
是非、地域住民やバス事業者と連携しながら、誰もが利用し易く持続可能な公共交通ネットワークの構築を目指すよう要望致します。
(以上)
(音声データ等より作成)
※当該質問に関係のない他の質問項目の部分は省略しています。
Ⅴ まとめ
高齢化社会において、地域の足を確保することは非常に重要になります。
そして市民ニーズの高い政策でもあります。
また地域公共交通の維持・向上には市民の方々の協力も必要になります。如何に良い形でもサービスを提供したとしても、利用者がいなければ、結局は存続できません。その点での啓発活動も必要になります。
少しでも市民の利便性向上につながる地域公共交通が実現できるよう、議会からしっかりと取り組んでまいります。
Ⅵ 関連
①追記(2025.7.17) 令和7年第2回定例会質疑 【摂津市地域公共交通計画について】
2025年3月に策定された摂津市地域公共交通計画の内容について、特に別府と千里丘を結ぶ市内循環バスの見直しの考え方や、鶴野といった鳥飼・別府地域以外での公共交通の利便性向上の考え方について質疑を行いました。
その概要は以下の通りです。
◎ 別府と千里丘方面を結ぶ市内循環バスの運行形態の見直しについて市の見解を問う。
【市の見解】
市内循環バスは、近鉄バスが国の許可を受けた営業路線として、市の補助金を受け、千里丘方面から摂津市役所周辺と別府地域をつなぐルートで平日のみ運行している。地元地域からは、「ルートや時間帯がニーズに合っていない。」などの意見があり、本協議会においてもその改善が課題として認識されている。
市内循環バスの運行形態の見直しは、公共交通の利用促進することと、地域の実情に合った利用しやすい運行形態とすることが前提であり、まずは市内循環バスの運行地域の移動実態とニーズや既存の輸送資源を踏まえて、両者の利便性向上につながるよう運行形態の見直しを検討する。
⇒市の見解に対して、 別府の方々にとって少しでも利便性向上となり、そのうえでバスの乗降客数の増加にもつながる、WIN-WINとなるよう要望した。
◎ セッピイ号や市内循環バスの運行地域では、運行形態の見直しに取り組まれているが、例えば鶴野といったそれ以外の地域での公共交通の利便性の向上についての市の見解を問う。
【市の見解】
摂津市地域公共交通計画において、セッピイ号及び市内循環バスの運行形態の見直しを主な政策として位置づけたところであり、本計画期間である令和7年度からの5年間は、セッピイ号を運行している鳥飼地域と市内循環バスが運行されている別府地域での運行形態の見直しが中心となる。
本計画は摂津市全域を対象としており、シェアサイクルの普及・利用促進やタクシー乗り場の設置の検討等の施策にも取り組んで参る。
今後は、これらの取り組みを推進するとともに、将来的には、鳥飼地域や別府地域での取り組みの成果をその他の地域に波及させることで、本市全域の公共交通の利便性の向上につなげていきたいと考えている。
⇒市の見解として、現状においては鳥飼地域はセッピイ号、別府地域は市内循環バス、それ以外の地域はシェアサイクルやタクシー乗り場設置等で対応する。という事となります。
鳥飼地域や別府地域は勿論の事、他の地域での公共交通の利便性向上あるいは代替手段を図って対応するよう提言していきいます。
◎地域公共交通計画は、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律(平成19年法律第59号)に基づく計画で、「地域にとって望ましい地域旅客運送サービスの姿」を明らかにする地域公共交通のマスタープランとしての役割を果たすものです。
◎期間:令和7年度から令和11年度までの5年間
対象地域:摂津市全域
②追記(2026年7月3日) バスの運行形態見直しに向けた状況について
令和7年3月に策定された「摂津市地域公共交通計画」の取組の一環として、多様な方々の移動実態やニーズ把握を目的とした「バスを一緒に考える会」を別府地域と鳥飼地域の2か所で開催されています。
これまでに3回行われました。
第1回目は令和7年10月
第2回目は令和8年2月
第3回目は令和8年6月
という状況です。
第3回目では、これまでの意見を踏まえた再編案(おおまかなルート案)について意見交換が行われました。
左写真は市HP「ホーム>組織から探す>建設部>道路交通課 >地域公共交通>〈第3回〉バスを一緒に考える会を開催しました」です。
上記写真は、別府地域でのこれまでの意見を踏まえて整理した再編案(おおまかルート案)となります。
現行車両1台での運行を想定しています。
なお、別府地域を走る市内循環バスの位置づけは路線バスです。路線バス不在地域の足を補うためのものです。それが前提としてあります。
私はこの再編案については当日の考える会のアンケート(自由欄・書ききれなかった分は白紙に記載)に別府住民の一人として回答しました。(議員はオブザーバーとしての参加です。)
その内容について説明も入れつつ、整理し直したものを紹介します。あくまでも一個人としての意見です。
〇個人としての現在のバス・鉄道利用状況等について
1.近鉄バスの利用
①阪急正雀駅に行くために利用することはある。ただし、電車とタイミングが合う乗車時間が無いことが多く、利便性は悪いため有効に利用できていない。
②ルートが行き帰りと別々なので、とても使いずらい。
③JR千里丘駅に行くことはまずない。基本的にはJR大阪駅に行く事が多く、JR岸辺駅よりも京都側でかつ時間がかかるJR千里丘駅を利用するという判断が難しい。
また踏切など千里丘三島線で渋滞にはまることがあり、別府から千里丘まで40分から50分ちかくかかる場合があり乗車がしんどく感じる。JR千里丘駅に行かれる方は市役所や三島のバス停で乗られる方が多いのではないかと思料する。
④市役所(家族)等への用事は年1回あるかないかで、帰りが無いのでバスは利用していない。
⑤コミプラへの用事では、バスが休みの土日にイベントがあり、平日は行くことがない。平日に行く用事があっても帰りのバスが無いのでいずれにしても使えない。
2.JR岸辺駅について
①大阪へ行く主たる利用手段。(最も早く行ける。)
②JR岸辺駅には自宅から徒歩(30~35分)か自転車(20分)、又は車・タクシー(10~15分)を利用する。
③JR線路沿いと岸部駅前南駐輪場との間の道路が拡幅されており、バス通行が容易になっている。
④人間科学大学の学生が駅から徒歩で大学まで歩いている。一部だが薫英学園の生徒も利用しているのが見られる。
3.阪急正雀駅について
①阪急正雀駅には自宅から徒歩(25分)か自転車(15分)で行く。
②薫英学園の学生が多い。薫英学園の学生は阪急を最寄り駅として使っている。
③雨の日、コミプラ利用や保健センターでの乳幼児健診などで、阪急を利用される方がおられる。(阪急正雀駅から阪急摂津市駅へ移動)
4.モノレール南摂津駅について
年間を通して利用するのは1回くらい。
5.スーパー
別府周辺はスーパーが多い。鳥飼地域と比較をした場合、その利便性はバスを利用しなくても十分である。
6.その他
別府公園で高齢者がグランドゴルフをしている。北別府や東別府の方でも行かれている。そこまでの足が無いと困ると言っておられる。
〇再編案について
1.全ての案について
同じルートを通るのは適切
2.A案の評価
①阪急正雀駅やコミプラへの行き来きに利用しやすくなる。
②運行時間(片道)約30分だが、踏切の渋滞などにぶつかる等遅延する可能性が高く、別府の方々は通勤なら確実にいける阪急正雀駅ないしJR岸辺駅を利用する。
③運行時間(片道)約30分ということは、順調にいっても1時間1本は困難であり、接続する電車時間も限られ、多くの通勤者のニーズを満たすことはできない。
3.B案
①大阪高槻線は別府交差点と一津屋交差点間で朝夕は慢性的な渋滞があり、片道30分は困難。
②南摂津駅方向へ利用する頻度は低い。(大阪高槻線は他の路線バス・阪急バスと競合するのではないか?)
4.C案
①JR岸辺駅を通るのは良い。
②運行時間がかかりすぎて時刻表確認が大変。
5.各案のまとめ
①A案は狙いの別府地域住民の通勤需要を取り込めていない。
②B案は狙いそのものの需要が少ない。わざわざバスに乗ってスーパーを利用するのはほとんど無い。オークワはコーナンとは違うし、途中からコーナンまで歩け、となると結局利用者はごく一部に限定されるものと思料する。
③C案は、現在のセッピィ号と同じ状況となっている。全てを取り込んで、不便となっている。
〇新たなルートの提案
提案1.通勤需要をカバーする場合
A案の阪急正雀駅からJR千里丘駅のコースを阪急正雀駅からJR岸辺駅にする。
①利点:運行時間(片道)約20分ほどに縮小でき、1時間1本の定時運行が可能になり、運行本数を増やすことができる。運行本数が増えれば、利便性が向上する。
②利点:JR岸辺駅から通学する人間科学大学の学生や薫英学園、場合によっては星翔高校の生徒を利用者として掘り起こすことができる。
③利点:国循や市立吹田市民病院が利用しやすくなり、大きな病院への利便性が向上
④欠点:市民文化ホールやコミプラ利用者が利用できない。この場合においては阪急正雀駅から阪急摂津市駅の移動で対応してもらう。
⑤欠点:市役所への利用ができない。対応は自転車・車・タクシーを利用してもらう。
提案2.通勤需要並びに市役所をカバーする場合
B案の大阪高槻線での南摂津駅を無くし、阪急正雀駅~JR岸辺駅~摂津市役所という形でJR岸辺駅を追加する。(阪急正雀駅の最寄りバス停を一津屋正雀線沿い※にする形も有りではないか。)※バス停から駅まで徒歩4分・約200m
①利点:運行時間(片道)約30分と変わらないが、当初案より運行時間を守れる。
バス停を一津屋正雀線沿いに変更すれば25分くらいには縮めることができ、1時間1本が実現できる。
②利点:南摂津駅からJR岸辺駅に変更することで通勤需要を一定カバーできる。
③利点:JR岸辺駅から通学する人間科学大学の学生や薫英学園、場合によっては星翔高校の生徒を利用者として掘り起こすことができる。
④利点:国循や市立吹田市民病院が利用しやすくなり、大きな病院への利便性が向上
⑤利点:市役所への移動に利用できる。
⑥欠点:市民文化ホールやコミプラ利用者が利用できない。この場合においては阪急の利用あるいは市役所バス停で路線バスと接続して対応する。鳥飼方面も同様で市役所バス停で鳥飼方面バスと接続する。
3.その他
①路線バスとしてバス利用者を増やすならば通勤需要は必ずカバーすべき。
駅への利便性向上は現役世代(働き手・学生)にとって望ましい。通勤手段を確保できているということは住みたいと選ばれるエリアの必須条件である。
②別府の利用者目線から言えば、生活圏内はJR岸辺駅であり、遠くにあるJR千里丘駅へは不便を強いるものである。
特に通勤・通学では時間に追われている中、少しでも早くいけるJR岸辺駅を利用するのは必然である。
③分かりやすくするためと利便性向上には、1時間1本は最低限必要である。
④雨の日の自転車の傘さし運転が法律で厳しくなったため、雨の日の通勤需要は高くなるものと思料する。
⑤バス停にコノミヤ前を追加
別府公園利用者やコノミヤ利用者をカバーする。
⇒まとめ
私の意見は一言でいうと、提示された再編案は地域ニーズを満たしていない。特に別府から遠いJR千里丘駅ではなく別府から近いJR岸辺駅にしてくれ、ということになります。
吹田市はすいすいバス・あおばルートにて摂津市域にあるJR千里丘駅に接続しています。その地域の生活圏にある駅に接続するのは他市域であろうと当然のことであり、摂津市も参考にすべきです。
そして可能な限り1時間1本は実現して欲しい。
地域と駅を繋ぐ路線バスとして、これらの意見を反映して頂くことに期待です。
勿論、他の方の意見も多々あることから、最終的にどのように考慮されるかは分かりません。
上記写真は、鳥飼地域でのこれまでの意見を踏まえた再編案(おおまかルート案)となります。
こちらについては記載の通りです。現行車両2台での運行を想定しているもので、府道八尾茨木線を挟んで西側運行と東側運行に分かれ、それぞれの運行時間を短くしています。
なお、鳥飼地域では、路線バスのバス停から遠い、スーパーが遠い、普段の生活の足が無い、そういった声をお聞きします。それを補うための生活の足、生活バスの役割が求められています。
ただ、現行の公共施設巡回バスはそのニーズを満たせていません。現行は、そのニーズを何とか満たすために公がバスを走らせる大義名分をどうすべきか、となった時に公共施設へ市民を運ぶという事にしたもの(民間施設は公平性からダメ)と理解しています。
加えて、鳥飼地域には民間路線バスが走っており、それと競合しないようにと現行ルートは設定されましたが、市役所行きなど普通に競合している現状があります。結果として乗車時間が間延びし、民間路線バスの乗客を減らしています。そして民間路線バスは乗客が減りニーズが少ないと判断すれば当然本数は減ります。
お互いwinwinにしなければならないのが鳥飼地域の特徴です。
さて、再編案についてですが、私の感想は、まだ路線バスと生活バスをごちゃ混ぜにしているかなと思いました。
やはり、生活の足としての役割に徹すべきではないかと思います。
すなわち、路線バスのバス停までの足、買い物先までの足、これを達成することです。
役割をどう達成すべきかと、思ったことを列挙してみます。
上図はそのイメージです。味生公民館を行かないパターンと行くパターンの二つとなります。
狙いについては、
①民間路線バスが行く目的地とできる限り被らせず、連携する。
②市役所行きは民間路線バスが走っているので、どこかのバス停で接続して、市役所行きを他にカバーしてもらう。
場合によってはモノレール南摂津駅行も民間路線バスに託してはどうか。
③東西の連携はそもそも必要なのか。東西の連携は民間路線バスに託すべきではないか。
もしそれぞれが会合するならば新鳥飼公民館ではないか。
④西運行はコーナンを中心点にし、南北の端エリアもカバーすべきではないか。
⑤東運行はサボイ鳥飼味道館(近辺に新鳥飼公民館)を西側の目的地に入れるべきではないか。
⑥孤立しがちな住宅地並び民間路線バス停付近に、バス停を諸所設けて、接続点を多く設けるべきではないか。
あくまでの私の勝手なイメージです。
以上が、別府地域と鳥飼地域での公共施設巡回バスと市内循環バスの見直しの現況となります。
【見直しについての考え方】
この見直しについては、それぞれの役割について理解しておかないといけません。
別府地域での市内循環バスの役割は、府道を走る路線バスということです。「民間路線バスが不採算路線として走らせないところを市が補助を出して走らせている。」というものです。
鳥飼地域の公共施設巡回バスの役割は、公共交通空白地域の生活の足ということです。「府道は民間路線バスが走っているものの、そのバス停までが遠く、公共交通がカバーできていない居住地域を市が独自で走らせている。」というものです。民間路線バスと競合させることはできません。その制約がかかります。
しかしながら、これまでの循環バス・巡回バスはいずれも色々なニーズを盛り込んだ結果、二兎追うものは一兎も得ず、という状況となり、市民から不評となり、今の見直しに至っています。
その経緯を踏まえ、それぞれの役割を活かす形にすることと、実際に住んでいる人、利用する人からニーズを把握することが大切となります。
また、考える会に参加して幾つか思うところがあります。
①参加者に現役世代が少ない。
参加者はあくまで希望者のみであり、関心の高い高齢世代が多い現状があります。ただしこれがイコール地域を代表する声ではない、ということを認識しなければなりません。あくまでも一部の声であるという事です。
実際に第3回で出された別府での再編案は現役世代のニーズを反映しているとは思えません。参加していない大多数の考えも汲み取る必要があります。
それには現役世代家族のペルソナ(理想の顧客像)を設けてシミュレーションしたり、実際に市側から直接アプローチして意見を聞くなどの対策が求められます。
②潜在的なニーズを掘り起こせるか。
①で参加者に現役世代が少ないと記載しましたが、現役世代はバスに対して自分たちのニーズを満たすものではないと諦めている、あるいは無関心というのが、その原因の一つと考えられます。でも、毎日使うのは仕事や学業で移動する現役世代なのです(特に別府)。その方々は適切なルートができれば、新たな乗客となります。今は使っていないけど、改善されれば使う、というニーズを掘り起こすという事を意識するのも大変に重要となります。
③最大公約数をどう取るか。
会の参加者それぞれの思い・生活様式があり、意見が多数出ています。全てを採用するのは現実的に不可能であり、最も多くの人が賛同(利用)するものを選ぶことになるでしょう。それには当然のこと会に参加されていない方々と潜在的ニーズも汲み取って判断することが必要となります。
④役割と合致しているのか。
いずれの再編案も路線バスなのか生活の足なのか、何のためのバスか、ごちゃ混ぜになっているのが見られます。ごちゃ混ぜにした結果、不便過ぎてほとんど利用者がいない、不満が多すぎるというような現行の失敗よりは、まだまとめられてはいますが、それでも二兎を追っていると思います。
勿論、「全ての声をまずは聴く」というところから集約していくのでしょうけども、大事なのは、あるべき役割を適切に果たすことができているか。それをしっかりと考えているか。具体的に反映しているか。それに尽きます。不満が出たとしても一兎を確実に仕留めれば、十分成功と言えるのではないでしょうか。
利用者一個人としての意見を上げ、また議員としても①~④について出来ているのか議会で声を上げ、全てのニーズを満たすのは困難でも、より多くのニーズを満たすものとなるように引き続き提言してまいります。














