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鳥飼地区河川防災ステーション計画推進2022年4月


 Ⅰ 概 要

 国土交通省は、令和4年3月25日付けで、摂津市と近畿地方整備局が連携し申請した「鳥飼地区河川防災ステーション」を登録しました。これによって計画は正式に確定し、実現へ向けて具体的に進められることとなりました。

 

 摂津市は淀川等氾濫に備えて、高台まちづくり構想を掲げています。その中核の拠点として期待されているのがこの鳥飼地区河川防災ステーションになります。また、鳥飼まちづくりでの賑わいの拠点としても期待されています。

 

 摂津市の安全安心のまちづくりが更に進められようとしています。

(写真は国資料引用)


Ⅱ 国の計画について

 国土交通省は、令和4年3月25日付けで、摂津市と近畿地方整備局が連携し申請した「鳥飼地区河川防災ステーション」を登録しました。

 その経緯としては、まず摂津市の安威川以南の鳥飼・別府・一津屋地域は、淀川の想定最大浸水想定区域図において、地域のほぼ全域が浸水エリアとなり、その浸水継続時間は2週間以上と見積もられています。その被害を軽減するために、市の要望も受け、国は洪水時の水防活動迅速な災害復旧活動を支える拠点である「河川防災ステーション」を整備することとなりました。

 

 誘致等の取組み、その経過等については、前の【ブログ】等をご参照ください。

 

 合わせて摂津市計画において「河川防災ステーション」を中心とした高台まちづくりが推進されます。

(下記写真は国資料引用)

 

 河川防災ステーションの概要は以下の通りです。(国説明資料から抜粋)

 

1.全体面積は約20,000㎡、上面面積は約13,000㎡です。

 

2.水防センターは格納した水防活動資材の搬出拠点、水防団員の休憩所となります。

 

3.国の工事予定については、2022年・令和4年度から測量設計・用地調査等を行い、令和4年11月頃からは河川側の坂路工事に着手する予定です。そして、2024年には基礎整備工事が始まりおおよそ2028年頃に終了、そして水防センターや備蓄整備工事が引き続いて行われ、2030年頃概成する予定とのことです。

 

4.堤防沿いの市道 南別府鳥飼上線はボックスカルバートボックスカルバートとはが設置されたトンネル形式となるようです。

 

 今後、地域の交通道路整備、砂の飛散防止、騒音防止等の様々な要望をお聞きし、しっかりと対策を求めながら、その取り組みを推進してまいります。

〇 国資料【20220325.pdf (mlit.go.jp)


Ⅲ 市の計画について

1.高台まちづくりについて

 摂津市では、周辺施設の高台化及び河川防災ステーションとの接続等による高台まちづくりを推進することを構想しています。これによって浸水時の緊急時の垂直避難場所を確保するとともに、ネットワーク化によってその後の水平避難を円滑化するというものです。

 そのうえで、平時はこの河川防災ステーションを、地域のイベント時の休憩場所、防災訓練や防災教育の場としての活用など、平常時の利活用を推進することとしています。

 このことで、地域の賑わいづくり及び地域の防災に対する意識向上を図ることができます。

(写真は国資料引用)

2.上部施設(水防センター)について

 上部施設(水防センター)については、摂津市計画で建設する予定です。

 摂津市としては、平時においては地域の賑わいづくりに資するレクリエーション・コミュニティ活動等の拠点としての機能を設ける計画です。

 また、有事においては、国が計画する水防機能を備えた上で、広域避難が困難な障がい者や高齢者等の避難行動要支援者が避難できる機能等を設けることを検討しています。

 勿論、この場合でも一時的なものです。その後、より安全な場所へ移送することが求められます。避難行動要支援者が災害の最前線の拠点に長期間滞在させることは健康面・ストレス等も踏まえて、あってはならないものです。これは市側に議会で指摘しています。合わせて、私は消防の救難救助が円滑にできるよう消防のバックアップ機能を設けるよう提言しています。

 なお、有事での上部施設の考え方については、これまで議論を行っており、詳細はこれまでの【ブログ】をご参照ください。

 

 

3.鳥飼まちづくりグランドデザインとの連携について

 鳥飼まちづくりについては、【鳥飼まちづくりグランドデザイン策定員会】が立ち上げられ、鳥飼の新たなまちづくりプランの策定が進められていました。

 令和3年度はその計画が市長へ答申され、令和4年度からさらなる取り組みが進められようとしています。公民連携や中・長期的な取り組みなどについてこれから具体的に議論が行われます。

 そのグランドデザインの中に、河川防災ステーションも連携できるよう検討されています。特に鳥飼地域のでの賑わいづくりに貢献することが期待されています。


Ⅳ 議事録

 令和4年の第1回定例会・議会にて高台まちづくりの進捗状況を確認するとともに、河川防災ステーションの今後の取り組みなどについて議論を行いました。

 

 

令和4年第1回定例会代表質問 議事録(抜粋)

~本会議2日目 2022年3月7日~

 

(自民党・市民の会の私、松本議員が会派を代表して質問。内容は会派で検討したものです。)

 

 

2-1 高台まちづくりについて

○松本議員

 2-1高台まちづくりについて、本市は、多くの河川に囲まれており、氾濫時には市域の大半が浸水し、壊滅的な被害を受けることが想定されています。

 そのため安全安心なまちづくりを目指すべく、高台まちづくりの構想が打ち出されておりますが、改めて、高台まちづくり推進への市長の想いをお聞かせ下さい。

(略※)

 

○森山一正市長

 「高台まちづくりについて」でありますが、大阪府及び国土交通省が作成した浸水想定区域図では、本市の約8割が浸水被害に見舞われ、特に鳥飼地域は、淀川堤防が決壊した場合、その被害は甚大なものと想定されております。

 本市の水害は、淀川、安威川ともに堤防やダム等の治水整備が進んでおり、滅多に発生はしませんが、近年の気候変動の影響による日本各地での洪水被害の発生状況を鑑みますと、絶対に水害が発生しないとは言い切れません。堤防を越水する洪水が発生した場合、その被害は壊滅的なものと想定されます。

 高台まちづくりは、淀川や安威川が破堤し、本市が壊滅的な状況となっても、市民の命が守れる浸水しない緊急避難場所等を、まちづくりと一体となって確保するものでございます。

 高台まちづくりの一つの大きな動きが、河川防災ステーション設置の国への働きかけであります。これまでの皆様のお力添えもあり、昨年8月に改訂した国の法定計画である「淀川水系河川整備計画」において、本市で河川防災ステーションを整備することが明記されました。この河川防災ステーションの整備に併せて、本市としてもこの上部に避難所と複合した施設を整備したいと考えております。

 このような動きが今後の高台まちづくりの見本となるよう、庁内一丸となって、着実に取り組みを進めてまいりたいと思います。

(略※)

 

○松本議員

 2-1高台まちづくりについて、市長の想いを理解しました。

 高台まちづくりは、住民の安全確保のため、河川が氾濫した場合でも、浸水しない避難場所等を確保し、かつ高台をネットワーク化するなど、まちづくりと一体となって推進することが求められます。

 その中でも、河川防災ステーションは、高台まちづくりの核となるもので、本市として、欠くことのできない事業です。

国の直轄事業である河川防災ステーション設置に向けた進捗状況と今後の取り組みについてお聞かせ下さい。

(略※)

 

○市長公室長

 「河川防災ステーションの進捗状況と今後の取り組み」についてのご質問にお答えいたします。

 現在、鳥飼地域における河川防災ステーションについては、早期の整備計画承認に向け、国とともに調整を進めているところでございます。併せて、本市が進める上部施設に対しても、国の交付金制度が活用できるよう、国や大阪府と協議を進めているところでございます。

 本市としましても、国の河川防災ステーションの整備計画が承認されることを前提に、令和4年度に関係予算を計上させていただいているところです。

 引き続き、市として、河川防災ステーション含め、高台まちづくりにおける災害時・平常時にしようとする機能、規模等について、地域住民をはじめ、国・府等の関係機関等と協議、調整しながら検討を進め、最終的には都市計画決定に向けて取り組んでまいりたいと考えております。

(略※)

 

○松本議員

 2-1高台まちづくりについて、河川防災ステーション設置に向けた進捗状況と今後の取り組みについて理解しました。

 河川防災ステーションは、災害時には淀川流域の防災拠点となる一方で、平時は市民が集う憩いの場となり、まさに魅力ある鳥飼まちづくりの核となるものです。上部利用の構想については、これまでの議論も踏まえ、検討するよう要望致します。

 合わせて、高台まちづくり推進に向けては、市域全体を俯瞰し、浸水しない千里丘一帯や旧三宅小学校など避難場所としての価値が高い場所を有効活用しつつ、広域避難も含め市域全体で取り組まれることも要望致します。

 

(以上)

(音声データ等より作成)

※当該質問に関係のない他の質問項目の部分は省略しています。

 

 


Ⅴ まとめ

 安全安心のまちづくりは、私達、自民党の基本政策です。

 

 森山市長と、とかしきなおみ前衆議院議員とともに、この河川防災ステーション誘致成功しました。

 

 次は、着実に建設を進め、そのうえで、平時の鳥飼地域における賑わい創出の拠点として、また有事には水害時には水防拠点としてだけでなく、緊急一時避難所・消防の救助拠点として、地震時には長期避難所として、有効活用できるより良い施設として具体化できるよう取り組んで参ります。

 また工事期間中において、騒音防止や交通渋滞対策等、周辺住民の方々に少しでもご不便をおかけしないよう、その対策も市に求めて参ります。

 

 


Ⅵ 関連